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女の勲章(一夜・二夜)

今さら…なんですけど、少しずつ見てて、ようやく見終わりました。

www.fujitv.co.jp

原作は安定(って言葉使いすぎか)山崎豊子。 映画化もされてるようです。

女の勲章 (上巻) (新潮文庫 (や-5-38))

女の勲章 (上巻) (新潮文庫 (や-5-38))

 

一言で言ってしまうと、戦後のファッション界を舞台にした男と女の愛憎劇である。

大阪船場の老舗の羅紗問屋の娘として生まれた大庭式子松嶋菜々子)だったが、戦争で全てを失ってしまう。ミシン一つから洋裁学校をはじめ、洋服作りに生きがいを見出した矢先、八代銀四郎玉木宏)が現れる。銀四郎は式子に学校を建て、式子がファッション界に出る手助けをしたいと申し出る。銀四郎の手腕で学校は評判となり、式子も有名になっていくが、その裏で、一度は気持ちを許した銀四郎が式子の弟子の女性三人倫子かつ美富枝とも関係を持っていると知り……

 

一夜目は銀四郎の立ち回りにより女たちが手玉に取られていく様子がすごすぎて笑ってしまった。おそらくは幼い頃、八代商店の四男坊だった頃から式子を見初めていたのだと思うが、一方で、一から手に入れたい権力欲も持っていてはからずも式子を利用してのし上がっていく計算外だったのは式子も同じ欲を持っていると思いこんでいたこと

二夜目は何のために洋服を作り続けるのかすらわからなくなってしまった式子が銀四郎の大学時代の恩師白石(長塚京三)との時間に安らぎを見出していく。銀四郎には式子の心がわからない。白石から引き剥がそうと、嘘の借財の話まで持ち出す。もう自分から離れられないだろうと確信した銀四郎に式子のまさかの裏切りが待っていた……

 

あなたには勝たせないと銀四郎に残した式子の最期のメッセージ

式子の死亡記事を嬉々として見ながら一人になったとたん涙を流す銀四郎

歪んだ関係がやるせなかったです。式子が信じるかわからないけれど、銀四郎も素直に本当に愛しているのはお前だけだと言っていたら、式子も死を選ぶことはなかったのかもしれない…かな? やっぱりあれだけむしりとられたら、もう式子の心は彼に戻ることはなかったのかな? 終わった後、色々考えてしまいました。

 

ファッション界の話と見せかけて中身はほとんど男と女の愛憎劇(笑。いや、泣けましたよ。松嶋菜々子もあいかわらず美しくてビックリしたし。