漫画家島本和彦のプロデビュー前をモチーフとした半自伝的漫画をドラマ化。芸大生の主人公焔モユル君が漫画家デビューするまでの挫折と成長の日々…って柳楽優弥の顔芸スゴすぎ! ライバル(?)庵野秀明役の安田顕をはじめ、キャスティングも濃すぎ!
大爆笑間違いなし!(言い切っていいのか)
…特に80年代に青春過ごした方には楽しめるはず! 私はこの頃まだかろうじて小学生だったけど、ちょっとDVD欲しくなっちゃったくらいだもん(笑。
とにかく焔くんのめくるめく言い訳がスゴイ(笑。あと庵野秀明のオタクっぷりと、奇人変人ぶりが群を抜いてる岡田斗司夫(濱田岳の名演!)といろいろ書けばキリがないんですが…というか、面白さは見てもらわないとわからない。私のつたない筆じゃ説明できない(あ、投げた)。
個人的に気に入ったのが、ムロツヨシが演じてる山賀!のちに庵野たちと株式会社ガイナックス(アニメ制作会社)を立ち上げていく人物なんだけど「これで俺は喰いっ、ぱぐれない!」「自信はね…根拠の無いものなんだよ!」とか、アニメを全く知らない(というか特撮も知らない)のに存在感ありすぎ(笑。人を見る目だけはある。
あの頃は今みたいに娯楽がそこらじゅうにあるわけじゃなくて、大体がTVや漫画雑誌。少年誌を女子も読んでたよね。私はジャンプ派でしたが。焔くんはなんだかんだサンデーでデビューを飾りますが、ラスト(一方的に)ライバル視していた庵野くんからサインを求められて…どうやら締め切り3時間前の焔先生の長いようで短い夢だったというオチ(ってネタバレしちゃってる)。あと3時間「しかし、俺はあえて寝る!」(笑。無理ですって、とアシスタントらに突っ込まれようとも!…変わらぬ焔くんの姿がそこにあった。