読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

I WANT TO SAY SOMETHING

ドラマ、マンガ、特撮…そして時々グチ

悪夢ちゃん(全11話)

2012年のドラマなんですけど…今期見た中で一番面白かったという…(笑。人を信じず夢の世界だけを楽しみに生きていた女教師が予知夢を見る少女と出会った時不思議な運命がやがて彼女を隠されていた真実へ導いていく…。あのGACKTが夢王子と野心的な研究者の二役で登場。 

悪夢ちゃん DVD-BOX

悪夢ちゃん DVD-BOX

 

原作というか…原案として恩田陸の小説『夢違』があります(2017.4月追記:読みましたが、ドラマの雰囲気を期待して読むとハズレます。全く別の話としてなら壮大なSFとして楽しめます。そういえば恩田陸さん、本屋大賞とか最近スゴイ)。 

夢違 (角川文庫)

夢違 (角川文庫)

 

まず、腹黒教師武戸井彩未のキャラが面白すぎる。生徒たち(5年2組)の前では明るく、笑顔。職員室でも協調性バッチリなんだけど…心の中では生徒たちへの愛情などかけらもなく同僚の先生方もバカにしている。他人をまるっきり信用していない、眠ることだけが楽しみという孤独な女性。彩未はじつは夢を夢として認識し好きに動けるという明晰夢を見ることができるのだ

そんな彼女のクラスへ転校生古籐結衣子がやってくる結衣子は他人の無意識とつながってしまいその人物の未来を予知する悪夢を見てしまうことで悩んでいた祖父の古籐万之介は結衣子の夢を夢札という形でデータ化し映像化することに成功していたが、孫を守るためか、夢札や獏(映像化する機械)そのものも秘密裡にしている

結衣子を面倒に思いながらも、担任として家を訪ねた彩未は驚く。いつも自分の夢に出てくる夢王子とそっくりな男志岐貴が出迎えたからだ。志岐は万之介の助手だった。

結衣子の見る悪夢が現実となることを経験するうちに、彩未の中にも疑問が生まれていく。なぜ結衣子の夢に自分の夢にも出てくる夢獣(ゆめのけ)が現れるのか? そして最初の予知夢から知った相沢美羽の暴走を身体を張って止めた時、彩未の脳裏に蘇った光景。それは幼い自分が女性をホームから突き落として殺した姿だった……

 

このドラマがすごいと思うのは、序盤は5年2組の生徒たちそれぞれの悩みを予知夢によって解決する1話完結系にもかかわらず、少しずつ彩未の過去が明らかになってゆき、彩未が変わっていく(というか本来の自分が出てくる)ところや、志岐が彩未に近づく目的…等々いろんな謎がちゃんと最後には全て解明されるんです(ドラマでここまでスッキリ終わるのって珍しい)。結衣子が救われると同時に彩未も教師として人間として成長した姿が描かれる最終回は圧巻

彩未役の北川景子も序盤の腹黒演技が上手い! 結衣子役の子も大変だったと思うけど、がんばってた。他の子供たちもそれぞれヘビーな事情を抱えていて(親が浮気、母親の夢を押し付けられる、存在感がないと悩む子、親に期待されない子、弟への罪の意識…)、なかなか大変なんだけどみんな強く乗り越えていくんだよね

あと優香が演じてた保健室の先生(琴葉)も面白かった。最初は彩未同様、歪んでるな~と思ったけど、実は生徒思いだったという…(笑。後半は彩未の片腕となってがんばってました。

モモクロの主題歌も好きでした

www.youtube.com