ようやく書けた。思いのほか長くなってしまったので、こちらは3位まで。
ちなみに『仮面ライダークウガ(視聴中)』『仮面ライダー龍騎(未見)』以外から選りすぐりました…というか、泣くほどイイ話って最近無いな~。
そしてこの記事はネタバレしないと語れないので、前提で読んでください(あと解釈間違ってるよ、って思ったら遠慮なく突っ込んでください)。
第5位 仮面ライダー剣 最終話
「永遠の切札」
えっと…世界観から説明しなければ…世界を統制しているモノリスという存在が、各生物の種族の祖(アンデッド)同士をかつて闘わせていた(バトルファイト)。最終的に人間が勝利をおさめ、人間が支配する現代。封印されていたアンデットらを人間が開放してしまう。そして再びバトルファイトがはじまってしまうのです。
ここで言う仮面ライダーたちはそのアンデッドらをカードに封じ込めていく…というのが基本ストーリーです。アンデッドの中で、唯一地球上の生物の始祖ではないジョーカーがバトルファイトに勝利してしまうと、逆に全ての生物が滅亡させられるという設定。
まず驚いたのが、主人公剣崎がわざとアンデッドとの融合を進め、始とともにジョーカーが2体となる解決法。アンデッドだけど、人間を(天音を?)愛している始を倒すことができなかった剣崎の選択は…自らジョーカーとなり、(剣崎と始が出会うと闘わなければならないため)剣崎は始や仲間たちの前から永遠に姿を消すことだった。独りさびしげに微笑む剣崎。辛すぎる~。…ためか、『仮面ライダーディケイド』で再登場した時はやさぐれてましたね(笑。あいかわらず何言ってるのかわからないところも…。
それにしても始はあのまま変身せずにいれば…人間に近づいていくとか…でもそうするとまたジョーカー1体になってしまい…となんか果てしなく話を考えてしまうのもこの仮面ライダーの面白さであります。
最終話だけに哀しくもいい終わり方なんですが、虫嫌いの人には薦められない(笑。なぜならダークローチ(その名の通り巨大なGです)がワラワラ発生するので~。
第4位 仮面ライダー響鬼 45話
「散華する斬鬼」
この仮面ライダーは少年(明日夢くん)の成長物語が機軸にあり、ライダーの響鬼(ヒビキ)自身は大人(演:細川茂樹)なので、いい話ばかりなんですけど、渋すぎて、子供にはわからない良さだと思います。ライダーの見た目も鬼なので、敵サイドみたいだし(笑。いい大人になってから見た方が面白い、不思議なライダーです。音叉で変身するし、そうそう、バイクも中盤まで乗らない(基本車移動)。
で、ここでは響鬼たちは古代から妖怪と戦ってきた「猛士」という組織に属する戦闘員です。ぶっちゃけ、お仕事です(シフト表を見た時には噴いた)。で、斬鬼(ザンキ)ですが、響鬼より先輩の鬼で、ここでは弟子轟鬼(トドロキ)と共に戦うことで、後任として育てようとしますが、すでに長年の戦いによって身体はボロボロ。で、戦いの末、死んでしまうのですが(真っ裸が衝撃だった!)、重症を負い再起不能と言われた轟鬼のことが気になって死にきれず、死ぬ前に行っていた「返魂の術」により一時的によみがえります。何も知らない轟鬼と見舞いに来た斬鬼との会話が泣ける…。が、やはり斬鬼が死んでいることに気づく轟鬼。自分を心配して戻ってきたことも。ここから鬼のような(ダジャレじゃないですよ)リハビリをこなし、見事に復活した姿を師匠に見せる轟鬼。最後の二人並んでの変身は涙なしには見れません!
でも細かく突っ込んでしまうと、斬鬼と轟鬼って、変身解けると裸になってしまうんですよね~(笑。まぁ、それも修行によってなんとかなるようなのですが。最初の頃、轟鬼は着替え持って行ってましたね~。戦闘に着替え持ってくって…(笑。
第3位 仮面ライダー電王 46話
「今明かす愛と理(ことわり)」
仮面ライダー電王&ゼロノスが、時代を自由に行き来できるデンライナーという列車に乗って、過去を壊し現在を改変しようとする敵カイやイマジンたちと戦うストーリーです。主人公は歴代の仮面ライダーでも弱くて超不運な子なんだけど、意外と根性もあり、頑固で優しい野上良太郎(演:佐藤健)ですが、今回は2号ライダーにあたる桜井勇斗くんと良太郎の姉愛理の悲しい過去がついに明かされます。
そもそも桜井勇斗は愛理の婚約者で、仮面ライダーゼロノスとしてデネブと共に愛理や現在の時間を守ろうと戦っていました。なぜカイに勇斗が狙われたのか…それは(以下この物語の肝ですが)二人の娘ハナが(時間改変の影響を受けない)特異点という存在だったため、彼女を守るため、勇斗は自らをおとりとして、カイを騙していたんですね(うん…ややこしい話ですよね、説明ヘタですみません)。
今の桜井勇斗は若い頃(良太郎と同い年位)の自分なんですが、デネブとともにゼロノスとして戦うように(大人になった)自分に頼まれていたんですね。で、ゼロノスはカードを使って変身するんですが、このカードはイコール周囲の人々の自分に関する記憶でもあるので、変身するたびに、誰かが勇斗のことを忘れていくのです。そうすることによって、愛理も婚約者の勇斗のことを忘れてしまっていた…わけです。でもそれもハナを守るため。現在の良太郎と愛理を守るため…だったのです(涙。それら全てを良太郎に話すことができなかった今の勇斗もツライです(思えば32話で初めて泣けたかも)。
が、ついにカイに鍵は愛理にあるとバレてしまい、過去の愛理が狙われます。寸前でデンライナーに救われた愛理ですが、愛理は何もかも悟って、覚悟のうえで、婚約者と別れたんですね。今を守るために。
「過去も今も…時間は人が少しずつ刻んでいく大切な記憶だから」と語る白い服の愛理さん…う、美しい! そして今の勇斗に「ごめんなさい。きっと…たくさん辛い思いさせてる」って謝るところも。忘れたくないのに忘れなきゃいけない、今は。この場面、涙、涙です。とっさに白い花を手渡す若い勇斗であります。そう、思い出の中で散っていたのは、この時もらった花びらだったんですね(も~、伏線スゴすぎる)。
デネブは(というか電王につくモモタロスらも)そもそもカイ側だったのですが、昔の勇斗の独り戦う姿を見て、裏切って勇斗と戦うことを決めたんです。今の時間を守るために…つまりいずれは自分たちが消えてしまう(違う次元に存在するはずだったので)かもしれないのにね(最終回にどうなるか? 初めて見たときは泣きましたよ~)。
子供向け…じゃないですっ! こんな話園児にわかるはずもなし!(わかったら逆に怖いわ!)…すいません、長くなったので2位1位は次回で!